adorable の意味と使い方 “cute” や “sweet”、 “pretty”とはどう違う?

adorable の意味と使い方 cute との違いは? 語彙力

adorable の品詞と意味

品詞:形容詞
意味:崇高な、可愛らしい(主に女性が用いる)

最近よく耳にする “adorable” という単語ですが、基本的な意味は「可愛い」や「可愛らしい」「愛おしい」という意味になります。

例えば身近なところでいうと、可愛い赤ちゃんを見て adorable と表現したり、可愛らしい洋服や小物類、あるいは人の性格についても adorable を使って「可愛い」と表現することができます。

個人的によく見かけるのは YouTube上 で英語圏の人が投稿した、動物やペットの動画のタイトルに「adorable dogs」「adorable animals」というように adorable を用いているところでしょうか。

cute や pretty との違いは?

「可愛い」という日本語訳から推察すると、似たような単語に cute や sweet、pretty といった単語が思い浮かぶと思いますが、実は各々ニュアンスにちょっとした違いがあります。

まず cute になりますが、これは adorable とほぼ同じような意味なので、意味の上では互換性のある単語(同じような意味で使える単語)といえます。

一つ注意点として押さえなければいけないポイントが、これは adorable という単語の特性とも関係があるのですが、 cute や sweet は女性のみならず男性も用いる単語なのに対して、adorable という単語は男性はほとんど使いません。

その特性というのが、同じ”可愛い”でも、adorable は cute よりも”強い可愛い”=「胸キュン」 のようなニュアンスが強く、男性が使うと違和感があるため、主に女性が使う単語として定着しています。日本語でも男性が”胸キュン”と言ってたら少し違和感がありますよね。

cute についてさらにポイントを付け加えると、最近では cute という単語は「かっこいい」「イケメン」と使われたりもするので、

  • cute men
  • cute guy

といった使い方も、特にスピーキングを重視したい方にとっては覚えておきたいポイントになります。

cute の他に pretty も普段は男性も使う「可愛い」という意味の単語ではあるものの、pretty には「可愛い」の他に、”上品”というニュアンスも含まれていたりもするので、adorable のそれとは若干ニュアンスが異なります。

また、pretty が cute と一線を画す点としては、cute は上記の通り「イケメン」「ハンサム」といったように男性に対して使われることがあるのに対して、pretty は男性に対してはあまり使われない単語になります。

pretty は主に女性や景色・花や物にくっついてくる単語になります。

少し例を挙げると、

  • pretty garden 綺麗な庭
  • pretty face 綺麗な顔
  • pretty dress 綺麗なドレス

といったように上品さであったり大人の女性を形容するときに使われるのが pretty になります。

adorable の語源はラテン語

余談になりますが、ここで少し adorable の語源についてお話したいと思います。

adorable という単語は、ラテン語の「adorare」という単語が元になっており、その意味は「崇拝できる」という意味になります。

冒頭でお伝えした adorable の意味の一つ”崇高な”という意味はここから来ています。

そのラテン語からフランス語の adorable(英語とフランス語でスペルが一緒です) という形容詞が生まれ、その後 adorable はフランス語から英語になったという経緯があります。

クリス
クリス

ちなみに、adorable の発音としては、”アドーラブル”が一番近いのではないかと思います。

adorable の強調表現

  • freaking adorable
  • absolutely adorable

最後に強調表現を少し。

どちらも「とても可愛らしい」「間違いなく可愛らしい」という意味で使われる表現です。

“very adorable” でも同じような意味なので特に問題はないのですが、freaking や absolutely を使ったほうがより強調されるので、スピーキングを重要視したいのであれば、こういった表現も使いこなせるようになると良いでしょう。

クリス
クリス

ちなみに freaking = fucking なのですが、日常会話で fucking は好ましくないので、代わりに freaking を使うことがあります。

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